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美人の多い国、少ない国

 

世界をあちこち旅して気が付くことの一つは、国により、地域により、美人が多かったり少なかったりすることだ。なぜだかはわからない。だが、その差は明らかに歴然としている。日本国内でさえ、地域によってその差は大きい。私の偏見かもしれないが、日本美人の多くは、秋田県、山形県の庄内地方、新潟県にかけての日本海沿岸に濃密に生息していると思う。この辺を旅行したことのある人なら誰しもそう感じるのではなかろうか。古くから男たちの間では、あの辺には美人が多いとか、あそこは気立てのいい娘が多いとか、そういった噂話で盛り上がったのは洋の東西を問わないようだが、それは今でも変わっていない。ここでは、私の独断と偏見で、世界の美人国をいくつか選んでみたいと思う。

まず、アジア諸国に目を向けてみたい。真っ先に挙げたいのが、ベトナムだ。ベトナム女性は一般に小柄で、スレンダーで、色白である。直射日光の強い亜熱帯に住んでいるのに、日本よりも色白の女性が多い。アオザイ姿のすらっとした美人を見てドキッとしてしまう経験は、この国を旅行した男性なら誰でも共有しているだろう。

また、意外にも(と言っては失礼だが)、インド・パキスタンあたりも美人がけっこう多いと思う。この辺の美人の特色は、目がパッチリしていて可愛く、すらっとしてスタイルも良い。上流階級の女性には特に美人が多いと感じる。

さて、我が国日本の女性であるが、外見上は国際的レベルから見て平均的ではないかと思う。だが日本女性の場合、表面的な美しさではなく、そのセンスや教養の豊かさで、内面から輝いているタイプの人が多い。何も外面だけが、女性の魅力ではないのです。(誉めてるんだかけなしてるんだかよく分かりませんが・・。)

更に西に進んで、中東地域に行ってみよう。中東諸国の中で、あまり知られていない美人国が、シリアである。かつてのローマ帝国の末裔が多いためなのか、不思議な話だが、この国にはとりわけ容姿端麗な美人が多い。北のトルコから行っても、南のヨルダンから入っても、いきなり美人が多くなったと感じるのだ。シリア人はアラブ人とはいっても、見かけはヨーロッパ人とほとんど変わらない。女性兵士や働く女性の姿も多く、実際行ってみると、前から持っていたイメージとのギャップに驚くかもしれない。

さらに西に進んで、ヨーロッパに入る。ヨーロッパ諸国全体の中で、まず私がお勧めするのがチェコだ。チェコといえばビールとソーセージのイメージが強く、女性は大柄で太っているのではないかと思う人が多いのだが、実はその正反対なのだ。チェコの女性には小柄でスレンダーな美人がとても多い。特に、隣国ドイツやオーストリアから来るとその違いに驚くだろう。教育水準も高い国で、まさに才色兼備の女性が多い国なのである。チェコの隣国でやはりスラブ系のスロバキアやポーランドも、美人国と言える。

北欧諸国も美人が多いというのは一般に知られているが、私がお勧めするのは小国エストニアだ。バルト3国は旧ソ連邦諸国の中でとりわけ美人の多い所だが、なかでもエストニアが一番だろう。この国の美人の特色は、とにかくモデル級の背が高くスラッとした美人が多いということ。そういう意味では、ちょっと取っ付きにくいクールな美人が多いから、お友達になるよりは、眺めて楽しむタイプと言えそうだ。

ヨーロッパから一気に南下して、アフリカに入ろう。ブラックアフリカ諸国の中で、美人が一番多い国はどこだと思うだろうか? この辺を旅行した人なら誰でも同意すると思うが、実はエチオピアがダントツなのだ。エチオピアはブラックアフリカ諸国の中で恐らく唯一独自の文字を持ち、その歴史も古く、文化的にも大変独特で面白い国である。古くからアラビア半島とも文化的つながりがあり、恐らくは血も混じっている筈だ。そんな血の混じりあいが、この国を美人国にしたのかもしれない。首都アジスアベバの街を歩くと、モデル級のすらっとした美人が多いのには驚かされる。

アフリカから南大西洋を飛んで南米に入ろう。昔から、この辺を旅行する日本人の間で、『3Cの美人国』という言葉があった。3Cとは、コスタリカ、コロンビア、チリの頭文字で、この3国には特に美人が多いのだと言う。確かに、なるほどと思わせる部分もあるが、私の考えではやはりブラジルがダントツで、次がコロンビアあたりではないかと思う。ブラジルはまさに人種のるつぼで、世界中の人種がこの国に集まり、しかもどんどん混血が進んでいる。北米と比べると、本当の意味で人種的偏見の希薄な国なのだ。そのせいかどうか知らないが、とにかくスタイルのいい美人が多い。ブラジルというとカーニバルのイメージが強すぎて、褐色の肌のセクシーな混血美人を想像する人が多いが、南部諸州ではイタリアやドイツ移民の子孫が多い。しかも、どういう訳か本国のイタリアやドイツよりも小柄でスレンダーな美人が多いのである。また、北部のアマゾナス州も意外なことに美人の多い地域だ。ブラジルは巨大な国なので地域格差も大きく、私の考えでは美人が一番多いのが最南部の3州、次いでサンパウロ、リオの2州とアマゾナス州あたりが、最も美人の生息数の多い地域だと思う。

コロンビアは、麻薬カルテルなどのイメージが強すぎて、危険な国という印象を持つ人が多いが、実は南米諸国の中でもとりわけフレンドリーで、かつ美人の多い国なのである。スペイン人との混血が多く、スタイルのいい女性が多い。その他、中南米諸国の中では、小国パラグアイが隠れた美人国だと思う。

以上、私の好みと独断と偏見で世界の美人国をいくつか挙げてみたが、最後に一言。

『一番大事なのは、やっぱりハートです!』

 

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