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目的別お勧めデスティネーション

 

その1 ビーチでのんびり

熱帯の海というのは、世界中どこへ行ってもその美しさは本質的に変わらない。もちろん、リゾートとして考えるならばその洗練度に大きな違いがあるし、スキューバダイビングなど特別な目的があるなら話は別だが、単に美しい南洋の海でのんびりしたいのなら、アジアにも、中米にも、アフリカにも、美しいところはたくさんある。だから、日本に住んでいる我々としては、とりあえず近くにあって簡単に訪問でき、航空運賃も安い東南アジアのビーチリゾートを訪問しない手はない。

 

  アジア

タイ:

アジアにはすばらしいビーチリゾートがたくさんあり、日本から数時間のフライトで行ける所も多いから、日本人は恵まれている。一押しは、やはりタイだ。観光立国だけあって、ツーリストの受け入れ態勢は万全といえる。整ったインフラと、治安の良さ、物価の安さ、美しい海や自然に、仏教遺跡まで揃っている。タイのすごいところは、どんなレベルの旅行をする人をも満足させることが出来る点だ。バックパッカーには1泊5ドル程度で泊まれる快適な安宿がいくらでもあるし、最高のものを求める人には1泊数百ドルの豪華リゾートもよりどりみどりだ。国内を走る長距離バスはどれもエアコンが良く効き、とても快適だ。リゾートとしてはプーケットが有名で豪華ホテルも多いが、他にも美しい島がたくさんあるので、ぜひ探訪して欲しい。タイやアジアのビーチリゾートのすばらしいところは、ビーチフロントにもたくさんの安宿があることだ。絵のように美しい白砂の砂浜に建てられたバンガローに滞在し、波の音を子守唄にして眠る…こんな贅沢が、110ドル以下の安宿でも可能なのだ。欧米のビーチリゾートでは、ビーチフロントには安宿はほとんど見当たらない。タイには、欧州や北米からも十数時間のフライトを物ともせず、たくさんの個人観光客がやってくる。それだけの魅力のある国なのだ。ビーチリゾート以外でも、北部では少数民族を訪ねるトレッキングツアーに誰でも簡単に参加できるし、いろいろなタイプの旅が楽しめる。気候的には、1年を通して訪れることが出来るが、観光に適した季節は冬の12月から1月。ほぼ1年中真夏の東京のような暑さと熱帯夜の続くバンコクも、この季節だけはちょっと涼しくなる。また北部では冬の間は北海道の初夏のような涼しく快適な気候だが、夏は灼熱地獄と化す。

 

マレーシア:

タイと並んで、インフラがよく整備され、治安が良く、物価が安いという3拍子揃った国だ。ペナン島の人気の秘密は、ビーチリゾートでのんびりすると同時に、植民地時代の面影が残ったジョージタウンを探訪できることだろう。東部ボルネオ島のサバ州では、登山や熱帯雨林のトレッキングといった新しいタイプのアクティビティーも人気を集めている。

 

インドネシア:

世界的なリゾート地バリ島には、安宿から豪華ホテルまでありとあらゆるタイプの宿泊施設が揃っている。最近注目を集めているのは、隠れ家的な小規模高級リゾートペンションだ。こういう小さな宿泊施設はツアーではほとんど使わないから、個人旅行ならではの楽しみといえる。現地で直接交渉すれば、宿泊費も負けてもらえることが多い。バリ島はビーチに限らず、島独自の自然や文化、伝統芸能などに触れることも出来、大変興味深い。インドネシアは最近地方によっては政情不安となっているので、渡航前の情報収集は念入りに。

 

フィリピン:

日本から近いし、海もきれいだし、英語が通じるから旅行も楽。だが他のアジア諸国と比べて治安があまりよくなく、政情も不安定な地域があるためか、訪れる人はそれほど多くない。セブ島など国際的に有名なビーチリゾートもあり、こちらだけ訪れるなら治安の心配はあまりない。情報収集を念入りにして、現地の事情に気をつけて旅をすれば、有意義な旅が出来る。

 

グアム・サイパン:

日本から近いし航空運賃も安く、日本各地から直行便が出ているので、時間の限られた休暇にとりあえず暖かいところへ行きたいという人に向いている。離島だから外食費等の物価は高い。

 

沖縄:

沖縄のサンゴ礁の美しさは世界有数。私は初めてのシュノーケリング体験が沖縄だった。以来タイ、フィリピン、カリブ海、インド洋などあちこちでシュノーケリングをしたが、沖縄の海が最高だったと思う。近いので手軽に行けるし言葉の心配もないが、航空運賃の高さが頭痛の種。離島まで行くと東南アジアやハワイ(場合によってはカリブ海!)に行くよりも航空券が高い。だが最近は超割などの特別割引もあるので、上手に利用したい。パッケージツアーで行けば安いが、ホテルや日程に縛られるのが欠点。

 

  オセアニア/太平洋

オーストラリア:

ゴールドコーストは日本人に人気があるが、ここは、平たく言えば、普通のきれいなビーチである。気候は温帯から亜熱帯に属し、日本でいえば九州南部くらいの暖かさだ(もちろん季節は逆だが・・・)。海を楽しむよりは、リゾートの雰囲気を楽しむ場所といえる。テーマパークなどもあり、子供連れにはお勧め。日本の夏がオフシーズンにあたるので、注意が必要。

 

タヒチ:

ここはなんと言っても、大人のリゾート地だ。しかもカップル専用と心得るべき。海の美しさ、特異な自然景観、洗練され、俗世界から隔離された高級リゾートホテルの数々・・・。物価の高さも覚悟のこと。距離的には遠いが日本からの直行便を使えば便利。あまり知られていないが南米チリのイースター島からの直行便もあり、日程に組み合わせることが可能。

 

  北米/カリブ海

ハワイ:

昔から人気の高いハワイだが、その魅力は決して色あせてはいない。ワイキキなどの有名リゾート地を離れると、まだまだユニークで静かな旅が楽しめる。気候は亜熱帯性だが真夏でもとてもさわやか。冬場(11月〜3月)は肌寒い日が多く、雨も多いので泳ぐにはちょっと涼しすぎるかも。

 

メキシコ:

カンクンは世界的なビーチリゾートで、世界中から観光客がやってくる。海もきれいだし、洗練されたリゾートの雰囲気が楽しめる。しかし日本からは遠く、一度以上乗りかえしなければならないので、時間がたっぷり取れる日程でないと、行き帰りの移動だけで休暇の半分を消費してしまうという事態もおこりかねない。旅慣れたリゾートリピーター向けといえる。気候は亜熱帯性で、冬(11月〜3月)には数日に渡って雨が降り寒くなることがある。短い休暇なら、冬場は避けた方が無難。

 

 

    以上、主な有名リゾートについて一言コメントしてみましたが、もちろんすばらしいところは他にもいくらでもあります。私はカナズチだし海についてはあまり得意ではないので、どうかご勘弁を…。

 

 

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